投稿

ラベル(介護関連情報)が付いた投稿を表示しています

在宅勤務介護日記_母の介護度が変わりました

イメージ
  1月から母の介護度が要介護1となりました。去年12月までは要介護4でした。 要介護度4と認定されたのは2022年の1月。急性期病院リハビリ病院の後の自宅療養で、退院直後はヘルパーさんに1日4回来てもらっての介護生活でした。(このときの介護は 定期巡回型訪問サービス を利用しました。)自力ではベッドから降りることもできず、身の回りのことはほとんどヘルパーさんにお願いしていました。 あれから2年。本当に元気になりました。訪問医療で看てくださる主治医の先生も「今まで看てきた中でこんなに軽快した人ははじめて」とおっしゃいます。今では自分でベッドから降りてダイニングで食事をし、ときには夕食の支度もしてくれるようになったのです。 介護度が軽くなるのは喜ばしいことではありますが、困ったことも発生します。介護度によっては介護保険でレンタルできるものが限られるのです。 軽度者(要支援者.要介護度1)がレンタル”できない”福祉用具は以下の通りです。( 厚生労働省サイト掲載PDF より引用) <軽度者が原則給付対象外となる福祉用具> ・車いす(付属品含む) ・特殊寝台(付属品含む) ・床ずれ防止用具 ・体位変換器 ・認知症老人徘徊感知機器 ・移動用リフト(つり具の部分を除く。) ・自動排泄処理装置(尿のみを自動的に吸引するものは除く) (※)自動排泄処理装置(尿のみを自動的に吸引するものは除く)については、要介護2及び要介護3の者も、原則給付の対象外。 昨年12月中に要介護1となることがわかっていました。それで要介護1になることで必要な手続きは何か、を介護ベッドのレンタル業者さんにお尋ねすると「車いすは返却、ベッドは自費対象のものに変更となります」とのこと。今まで便利に使用してきた介護ベッドやお出かけのお供だった車椅子も要介護1では介護保険ではレンタルできなくなるということです。 それは困ったなあ、とつぶやくとレンタル業者さんが「主治医に軽度者ではあるけどベッドや車いすの使用は引き続き必要であるという意見書をかいてもらって、それをつけて申請すれば許可してもらえますよ」との情報を教えてくださいました。(この情報はケアマネージャーさんは持っていませんでした。) それで主治医の先生にお願いした後、ケアマネージャーさんに連絡し書類を作って提出していただいたところ、問題なく引き続き介護...

在宅勤務介護日記_ヒートショック

イメージ
  Unsplash の Yosuke Ota が撮影した写真     家族ぐるみでお付き合いのあるご家庭の高齢者が、浴室のヒートショックで重篤な状態となりその後お亡くなりになったと聞きました。もう少しコロナが収束してきたらお会いしたいと思っていたところなので、大変おどろき悲しんでいます。 ヒートショックという言葉はよく聞きますが、このような悲しい経験をしたので少し調べてみました。 ヒートショックとは 寒い時期に、暖房のきいた部屋から、廊下やトイレ、浴室などに行くと、急な寒さで身体がゾクゾクすることがあります。急激な温度変化がもたらす身体への影響を、ヒートショックといいます。部屋の移動に伴い、室温などが急激に変化することで、血管が急激に収縮し、血圧が上昇することで、意識消失や、脳卒中、心筋梗塞への危険が高まります。 引用元: 東京都消防庁   入浴時の血圧の変動は、暖かい室内(安定)から寒い脱衣所(血圧上昇)へ、そして寒い浴室(血圧がさらに上昇)の熱い浴槽(血圧の急激な低下)と、大変めまぐるしく、その結果失神して浴槽で溺死という結果になるそうです。 年間全国でどれぐらいの人が入浴中急死となるかと言いますと...   東京都健康長寿医療センター研究所が行った調査では、2011年の1年間で、全国で約17,000人もの人々がヒートショックに関連した「入浴中急死」に至ったと推計されました。この死亡者数は、交通事故による死亡者数の3倍をはるかに超え、そのうち高齢者は14,000人と大多数を占めています。 引用元: リーフレット「入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう」 我が家では、ありがたいことに浴室暖房がついていて、入浴時にはそれを使っています。さらに注意していることは ・浴室と脱衣所の温度を上げるために母以外の人が母より先に入浴する ・母の直前に入浴する人は、浴室の扉を開けて脱衣所も温めておく ・母の入浴中は一度は必ず声をかける です。 以上こちらを参考にして書かせていただきました。 お風呂の湯船にも危険 交通事故死より多い入浴中の死亡 入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう 何かのお役に立ちましたら・・・。

在宅勤務介護日記_名前書きを助けてくれる文具

イメージ
  入院となった場合、病院によっては生活用品をすべて持ち込まなければならないところもあります。そのときに面倒なのが持ち込み品への名前書きです。 さらさらっとフリーハンドで美しい字が書き続けられる方(超うらやましい)は良いのですが、わたしは悪筆なのでこの名前書きがとても苦痛です。消えないように油性ペンで書きますから、退院後持ち帰った品々に自分の汚い字がずっと残るわけで、いやな気持になります。 それで今回母の入院からは家庭用のラベルプリンターを使いました。家庭用ラベルプリンターとは商品名でいうと テプラ(キングジム) ネームランド(CASIO) ピータッチ(ブラザー) があります。 ラベルプリンターは専用プリンターにロール状になった専用ラベルシールを装てんし、文字を編集して印字するという仕組みです。文字編集をパソコンやスマホでできるものもあります。 わたしが選んだのはテプラです。これは以前いた職場で多用していて使い慣れていたからです。テプラは文字編集をパソコンで行うことができます。 プリンター本体も専用ラベルシールも安いものではありませんが、一度に何枚も印刷できますし、ラベルシールが不要になったら貼り付けた物品からはがせるところや、文字が手書きではなく整っているところが利点だとわたしは思っています。 ラベルシールは、色や幅のバリエーションが豊富な上、アイロンで衣服に貼り付けられるもの(持ち込んだパジャマに使用)、強粘着で水に強いもの(歯ブラシやコップ等に使用)などいろいろありますので用途に合わせて利用できます。 母の入院だけではなく、施設に入った親戚や友人に物品の差し入れをする場合にこのラベルシールで名前を入れて渡しています。

在宅勤務介護日記_介護認定の更新

イメージ
  母の介護認定の更新時期がやってきました。引き続き介護サービスを利用するつもりですので、もちろん更新するのですが、本年の更新は新型コロナウイルス感染拡大防止のための特別措置が取られるとのこと。調査員との対面調査を希望しない場合と入院/入所している場合病院施設が調査員の立ち入りを制限している場合は、現在の介護度のまま有効期間を1年間延長される、とのことです。 去年の9月に最初の認定を受けたときと今年の1月の区分変更の際は、調査員の方による認定調査が行われました。ですが今回は認定調査は無しで申請書と介護保険被保険証の提出のみでの更新となります。 母の具合がとてもよくなっているので、介護度が軽くなるかなと少し期待していましたが、あと1年現行のままとなるようです。 ちなみにわたしが住む自治体が出している「認定調査に関するお願い」には認定調査の際に調査員がする質問の内容には以下のようなものがあると書かれています。 ・歩く様子や外出の状況について ・お風呂やトイレの様子 ・物忘れや生活での困りごとについて ・着替えの様子 ・食事の様子や食事の準備について ・薬の状況や病院の受診状況について ・手足の動き(体で動かしづらいところがあるか等) ・金銭などの管理について ・椅子からの立ち上がりや寝返りの様子 ・その他生活の困りごと 「なんでそんなことを聞くの?と思われることもございます」とも書かれています。そういえば、父の時は父の性格等についても聞かれたことを覚えています。 こちら が厚生労働省が出している認定調査票です。

在宅勤務介護日記_退院後9カ月、母の血液検査の結果

イメージ
  退院後六カ月経過したら行う予定にしていて延ばし延ばしとなっていた母の血液検査ですが、この度やっと済みました。 現在の母、元気そうには見えますが、数値的にはどうなんだろうと気になっていました。特に気になっていたのはアルブミン値とヘモグロビン値です。 アルブミン値は、栄養状態の指標として扱われます。つまりアルブミン値が低い=低栄養状態とみられるということです。 アルブミンは総蛋白の約6割を占める重要な蛋白で、100種類以上あると言われる血液中の蛋白で最も多い量を占めており、栄養状態の指標となります。 アルブミンの正常値は4.0g/dl以上で、3.5g/dl以下を『低栄養』と呼びます。   引用元   低栄養になってませんか? アルブミンは栄養状態の指標   アルブミンの主なはたらきは、血液中の水分をとどめて血管内の浸透圧を維持したり、血管内の物質の運搬や保持をしたりすることです。そのため、何らかの原因で血液中のアルブミン量が低下すると、血管の外に水分が漏れ出てしまいます。これによって、全身のむくみ、腹水や胸水(お腹や胸に水がたまること)などの症状を引き起こします。 引用元   血液検査のアルブミンとは? 異常値を示したとき考えられる原因とは 入院中の母は低アルブミンの症状が出ていたと思います。足は象のようになり腕も薄い皮膚の下に水が大きく溜まっている(こぶし大の水ぶくれができている状態)。腹水も溜まり腹囲がMサイズ相当からLLサイズでないと入らないし、腰を立てて座っていられない。「これで本当に退院できる日が来るんだろうか」と悲観したこともありました。 またアルブミン値が低いがための認知機能の低下を医学素人のわたしでも感じていたのですが、これはやはり因果関係があるようです。 低栄養状態にある者は40名〔55%)であり,認知症を含む精利[疾患を有し,年齢が高くなるほど,寝たきりで日常生活に介助を要することが多い者ほど高い割合でみられた. 引用元 要介護高齢者の皮膚状態と血清アルブミン値との関連一観察による低栄養状態の早期発見  母の現在のアルブミン値はやや低めではありますが、手足のむくみは無く(足の甲の血管が見えるほど)腹水もありません。長時間腰を立てて座っていられます。認知機能も、6月に行った長谷川式認知症スケールで...

在宅勤務介護日記_訪問診療は往診?

イメージ
母は訪問診療を受けています、というと「ああ往診ね」と言われることが多々あります。ドクターが自宅に来て診察してくれる、という点では訪問診療も往診も同じなのでわたしも否定しませんが、実は訪問診療と往診は異なる医療サービスなのです。(往診が訪問診療の一部、というイメージ)   訪問診療は計画的に行われるサービスです。ですので訪問日時は前もって計画されます。一週間から二週間に一度、定期的にかつ計画的に訪問して診察し、診療・治療・療養上の相談指導等が行われます。訪問診療を行う医院は厚生労働省に「 在宅療養支援診療所 」として届け出されています。(訪問診療に関する詳しいことは こちら から)     訪問診療をしてもらう際には、事前に訪問診療をしてくれる医院担当者から訪問診療の範囲についての説明を受けたり、お互いの緊急連絡先を交わしたり(訪問診療は看取りまで対応してくれますので、24時間対応となるため)という事務手続きがあります。     往診は、通院できない患者から要請を受けてかかりつけ医がその都度訪問し診療を行います。事前の手続き等は不要です。   訪問診療を受けている我が家の場合、母が昨年9月に入院した時に「退院後のことも考えて、往診してくれる病院に変えたいけどこの近くで往診してくれる医院を紹介してほしい」とかかりつけ医にお願いしました。すると「そんな寂しいこと言わないで、ここでも訪問診療しているから」と言われました。昔からのかかりつけ医のクリニックが在宅療養支援診療所だったのです。(知らぬが何とかとは言いますが、わたしもかなり無神経なことを言ったものです・・・恥)   我が家はたまたまかかりつけ医=訪問診療医でしたが、そうではないこともありますので、先のことを考えて早めに在宅療養支援診療所である医院をかかりつけ医としておくのも一計かと思います。実際私の周りには、元気なシニアの方ですが自分で通院できるうちにかかりつけ医を訪問診療をしてくれる医院に変更された方があります。 近くの在宅療養支援診療所は「 地域医療情報システム 」で検索ができます。

在宅勤務介護日記_そうめんにはくれぐれもご注意を

イメージ
うちの母は麺類が大好きです。病院で食が進まなかった母に、栄養士さんが主食をご飯からうどんに変更してくださったぐらいです。(ご飯は食べにくいけどうどんはまあまあの量を食べることができます。)家での昼食は毎日麺類とほぼ決まっていて、暑い間はそれがひやむぎやひやそうめんとなります。     このひやむぎやそうめんが高齢者には危険な食物なのです。特に冷やしたつけ麺はのどごしがよくてついつるっと噛まずに飲み込んでしまいますが、高齢になると飲み込む力が弱くなりこれが詰まってしまい窒息することがあるのです。     うちの母にひやそうめんを出すときは横で「そうめんは3本ずつ食べてな」とわたしが口うるさく言います。3本ずつというのは冗談ですが、でもそれぐらい少しずつ食べてもらいます。なぜかというと時々そうめんが詰まってしまうからです。本人も少しずつよく噛んで食べることを気を付けているのですが、ときどき食べる手が止まっています。「どうしたん?」と聞くと「詰まったみたい」とうめきます。うっかりつるっと多めの量を飲みこんでしまい、母の感覚としては食道にすきまなくぎっちりとそうめんが詰まったような気がするのだそう。     そうなったときのわが家の対処法ですが、母にしばらく食べるのを止めて上体をしっかりと起こし自然にそうめんが下りていくのを待ってもらいます。今のところこれで対処できていますが、そうめんによる窒息で重篤となる事例が実際にあるのだそうです。 東京消防庁の調査の平成20年から22年の調査 によると、そうめんによる窒息事故事例は70歳以上で6件そのうち重篤重症となられた方が3件、つまり50%の方が重篤重症となられました。     ですので高齢者がそうめんを食べるときは必ずそばに誰かがいて見守ること、もしそうめんが詰まった!となったときは、躊躇せずに救急車を呼ぶことが大切だと思います。     たかがそうめんとは言え本当に注意したいと思います。

在宅勤務介護日記_母に栄養をつけるために...うどん?!

イメージ
今母は家の食事で栄養を付けている、と前回書きましたが、実際には退院直後のころの食事は一般的な食材だけでなく高たんぱく質食品も使用しました。   母の退院が近づいたころ、病院のソーシャルワーカーさんに「母の食事をちゃんとできるかどうか自信が無い」と泣きついたことがあります。そのときに「市販されている高栄養の食品を使ってみられては?」とアドバイスをいただきました。   高栄養の食品ってメイバランスぐらいしか知らないなあ、どうせエンシュアやラコールみたいな甘味系のものしかないんじゃないかと思って調べてみたら・・・食事系のこんなものもありました。   とうふタイプ  豆の富   茶碗蒸しタイプ  和風だし香る茶碗蒸し     取り寄せて母に出してみましたが、どちらも「わたしには食感が濃厚すぎる」と言われました。わたしも試食したのですが、普通のおとうふや茶碗蒸しのつもりで口にすると違和感があります。   「これしかないから」と無理やりに食べてもらうこともできたかもしれないのですが、せっかく退院して家で過ごせているのにそれはあまりにもかわいそう。母が好きなもので高たんぱくものはないのか・・・と考えて探したのが 「一食分のたんぱく質がとれる細うどん」  です。   母は毎日うどんでよいぐらいうどん好きです。それならそのうどんでタンパク質を取れればと思ったんですよね。   添加しているたんぱく質はエンドウ豆由来だからか、ほんの少しだけ独特のにおいがしますしめんに色がついています。そこはたっぷりの薬味や味付けを工夫して抵抗を少なくして食べてもらっていました。母は小麦の麺であればなんでも好きなので、これは成功しました。ちなみにamazonで買いました。   今、amazonの自分の購入履歴を見ると「高たんぱく質ゼリー 15g×20本 オレンジ (林兼産業) 」も買っていました。これはまったくくせがなく普通のオレンジゼリーとしていただけます。一包が少量なのも母には良かったようです。   あと 「ワンステップミール 料理に混ぜる栄養パウダー」 を毎日飲むタマゴスープに少しずつ溶かして飲んでいました。これは近隣のドラッグストアで購入しました。   今ではすっかり元気そうな母です。  

在宅勤務介護日記_エンシュアとラコール

  エンシュアとラコール-これは経腸栄養剤の名前です。低栄養の対処として処方されます。   母は昨年秋口消化器の具合を大変悪くしたことをきっかけに低栄養状態となりました。具体的にどうなったかというと、母の場合手足がむくみ腹水がたまりました。手足のむくみは針でちょっと刺したら水がぴゅーっと出そうなほどでした。足の筋力が弱っている上にむくみで重くなっている足を自分で持ち上げることができなくなっていました。また腹水のせいで腹部が大きくなりすぎて上体を立てて座れない、いつもひっくり返った状態でしたし (あの状態を目の当たりにしたときは、もうだめなんじゃないかと本当に辛かった) 、本来ならMサイズで入るパジャマのズボンが腹水のため入らなくなりLLサイズでウェストゴムをゆるっゆるにしないといけないほどでした。   消化器の治療のため入院し退院するときには、主治医の処置のおかげでむくみはかなり解消されていたのですが、病院の食事ではあまり改善されず引き続き低栄養の状態のまま。退院時食事の注意点として言われたことが「高たんぱくのものやカロリーの高いものを食べてもらってください」でした。   退院時に病院からは経腸栄養剤として エンシュアリキッド バニラが出されました。が、これが非常に飲みづらい味。わたしも試飲しましたが、めっちゃ濃いミルキーをとかした感じで、あっさり味を好む母が到底受け入れそうにないような味です。   退院後訪問診療してくださる先生に「栄養を付けさせたいけど、病院から出されたエンシュアはめっちゃまずくて母も飲みたくないと言っている」と愚痴ると「そうやなあ、あれはみんなまずいっていうなあ。こっちの方がまだマシらしいから飲んでみるか?」といわれ出されたのが ラコール のコーヒーフレーバーでした。   それで期待を込めてラコールを母に飲んでもらったのですが…やはりおいしくない、と。先生からは「おいしくないけど、薬だから我慢して飲んで」と言われたので、母もいやいや14日分だけ飲みました。今は家の食事で栄養が取れているらしく、むくみを取るための利尿剤を飲まなくてもほとんどむくまなくなっています。     この経腸栄養剤ってやつの味はまったく進化しないのですね。4年前の父の時とほとんど変わってない感じが...

在宅勤務介護日記_地域包括ケアシステムとは

イメージ
  地域包括ケアシステムとは地域包括ケアを受けるための仕組みのことです。(地域包括ケアとは こちら に書きました。) 地域包括ケアを受けるのは、急性期の治療を受けたのと同じ病院である場合もありますし、その人の治療によりふさわしい近隣の他の病院で受けることもあります。こういった近隣の地域全体で患者さんを包括的にケアする、というのが地域包括ケアシステムです。 地域包括ケアシステムで治療を受けられる(=入院できる)日数の上限は60日、と決まっていて、この日数はシステム内での上限です。( こちら をご参照ください。)つまり、A急性期病院の包括ケア病棟で20日入院した後B病院の包括ケア病棟に転院した場合、B病院の包括ケア病棟に入院できる日数は60日から20日を差し引いた40日、ということになります。(この地域包括ケア病棟入院日数が転院先でも引き継がれる、という点に意外と気づかれないケアマネージャーさんがいらっしゃいます。) ですが、上記の例で言いますとB病院で40日入院していたけどまだ自宅での生活は無理という場合、さらに別の治療を受けることももちろん可能です。入院しておられる地域包括ケア担当のソーシャルワーカーさんにご相談ください。

在宅勤務介護日記_リハビリテーション病院、地域包括ケア病棟

イメージ
  リハビリテーション病院、地域包括ケア病棟のちがいについて調べました。おおよその内容を表にまとめました。 項目 リハビリテーション病院 地域包括ケア病棟 目指す状態 在宅復帰 在宅復帰 入院の対象となる状態 急性期治療後 急性期治療後あるいは在宅療養中に状態が悪化した 対象となる疾病の種類の限定 あり(疾病の種類詳細については こちら をご参照ください) なし 入院上限日数 あり(疾病ごとの上限日数については こちら をご参照ください) 上限60日 リハビリの内容 「発症以前の状態」を目指すリハビリ 患者さんが持つ疾患に対する治療とリハビリ 目指すところは同じなのですが、最初どこにいたのか、どんな疾病の治療をしているのかで急性期病院からの転院先が異なるようです。 上記のことから、近くに「〇〇リハビリテーション病院」があるから、そこにお世話になりたいと思っても場合によってはそれがかなわないことがあります。

在宅勤務介護日記_急性期病棟と地域包括ケア病棟

イメージ
  急性期病院について書いた回 で、あえて書かなかった情報があります(正確には書かなかったというか、わたしの力では上手にまとめて書けなかったのです、すみません)。それは急性期病院の中には急性期病棟と地域包括ケア病棟がある、ということです。 急性期病棟は急性期の患者さんが治療を受ける病棟であることは こちら で説明しました。では地域包括ケア病棟とは何か?ですが、それは急性期治療が終了して症状が安定した患者さんが地域包括ケアを受けるために入る病棟のことです。 地域包括ケア とは高齢者に地域で総合的に行う世話のことです。高齢者がどのような身体状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるケアのことです。地域包括ケアシステムとはそのような世話を受けるための仕組みのことです。ですので、急性期が過ぎた患者さんは病院内で地域包括ケア病棟に移動します。(地域包括ケアシステムについてはまた別の時に書きます。) 地域包括ケア病棟ではどんな治療を受けるのか、ですがここでの治療は基本退院後自宅で過ごせるようにリハビリなどを行います。 前に、急性期病院からリハビリテーション病院に転院すると書きましたが、急性期病院の中に地域包括ケア病棟でリハビリできるなら、リハビリテーション病院へ転院しなくてもいいのでは?と思われる方もあるかと思います。実際わたしもこのたびの母の入院でそう考えました。地域包括ケア病棟とリハビリテーション病院との違いについてもまた別の時に。

在宅勤務介護日記_転院先を決めるとき

イメージ
  急性期病院からの転院先を決めるにあたり、必ず転院先の病院の面接を受けることになります。患者自身の情報は病院間でやり取りされますが、この面接では転院先の病院にできることできないこと*の説明を患者家族が聞き、患者家族側の要望を転院先に伝える機会となります。転院先の病院や治療チームの雰囲気を知ることもできます。     このときは聞きたいことを躊躇せずに尋ねることをおすすめします。メモ書きにしてもっていくといいでしょう。こちらの言い分を先方がこちらの考えている通りに受け止めているとは限りません。できるなら自分以外に、自分の言いたいことを補足してくれそうな人と一緒に行ったほうがよいと思います。     面接をしたから必ずその病院に決めなければならない、ということはありません。じっくりとよく考えて決めることをおすすめします。     *リハビリテーション病院療養型病院には高度な治療器具がないところもあります。重篤な状態となり一刻を争う場合、近隣の急性期病院に移送することになり間に合わないこともあるが了承できるか?というような話を聞きます。

在宅勤務介護日記_急性期病院からの転院先は

イメージ
  入院した病院が急性期病院だった場合、急性期を脱した患者は転院をすすめられる、ということを 「転院先を決めましょう」 で書きました。     急性期病院から転院する病院は患者さんの疾病や必要な治療の種類により病院の種類が異なります。おもに 回復期リハビリテーション病院 と 療養型病院 の2種類です。     回復期リハビリテーション病院は急性期を脱しても、体の機能の状態などからすぐに社会復帰ができない患者さんが専門職種のスタッフから集中的なリハビリテーションを受け、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻ることを目的とした病院です。     療養型病院は急性期治療が終了後病状が安定しているものの引き続き専門的な医療的なケアを必要としている患者さんが医師の管理下で看護、介護、リハビリテーション等の必要な医療を受けることができる病院です。     どちらを選ぶことになるかはそれぞれの疾病や状態により異なります。転院できるどんな病院があるか、については各急性期病院にいるソーシャルワーカーがふさわしい病院をピックアップして提案してくれます。転院先を決めたらその後の病院間の手続きはそのソーシャルワーカーが行ってくれますので、ご安心を。

在宅勤務介護日記_「転院先を決めましょう」

イメージ
  Silas Camargo SilãoによるPixabayからの画像  わたしの母が要介護となったのは、病気を患って治療のため入院、その間に 廃用症候群 で体力と体の機能が落ちたから、なのですが同じ経過で介護が始まったという方が多いのではないかと思います。     体調が急変し救急車を呼び病院に行く、そして緊急入院。いろんな処置をしてもらい患者も落ち着いてほっとしたのもつかの間「転院先を決めましょう」と言われる-入院患者を抱えたことのあるご家族にはこんな流れで戸惑われた方も多いでしょう。わたしも4年前の父の時はそうでした。入院後それほど日は経っていないし家族としては快方に向かっている感があまりないのに、病院側から「転院先を…」と言われるとかなり不安になります。     入院して間もないのに転院のことを考えないといけないのはなぜなのでしょうか。その理由は「病院にはそれぞれ役割がある」からです。     「急性期病院」には長く入院できない     緊急搬送の多くの場合は「急性期病院」に運ばれます。急性期病院とは何なのかといいますと、これは急性期の病人が入院し治療を受ける病院のことです。では急性期とは?ということですが、これは疾患が発症し急速に悪化していく期間のことで発症後おおよそ14日以内がこの急性期にあたるようです。( こちら もご参照ください。)この時期に集中的に治療を施せる体制をとっているのが急性期病院です。そのために急性期病院には高度治療ができる医師看護師と機材が集められています。     急性期病院は新たな緊急重症患者を受け入れる体制を常時整えておくために可能な限り病床を空けておく必要があります。となると緊急重症な状態を脱した患者さんは退院となります。しかし緊急重症状態ではないけど自宅で療養させられないような状態の患者はどうなるかというと、そこで転院となります。     入院して比較的すぐに「転院先を決めましょう」という話が出てきて、面食らうことがありますが、それは「入院した病院の役割ゆえである」と知っておくと少しだけ心に余裕ができるように思います。     この転院先についてはまた別の機会...

在宅勤務介護日記_使用済み紙おむつの処分方法について

イメージ
  erwin nowak による Pixabay からの画像   この記事を書いているのは夏真っ盛りの時期なのですが、こう蒸し暑いといろんなもののニオイが大変気になります。在宅介護で紙おむつを使用して世話されているご家庭は、使用済み紙おむつのニオイが気になるのでは? 我が家も最初それをとても気にしました。というのもわたしが幸か不幸か嗅覚が敏感なのです。戸建ての住宅地に住んでいますが、庭に出ると隣宅が外に干しておられる洗濯物の柔軟剤のニオイを感じて、日によってはそれが引き金で偏頭痛になったりします。それで、ごみの収集まで家でためておく使用済み紙おむつのニオイが他の家の迷惑にならないかどうかが大変気になりました。 それで母を介護するにあたり調べまくりました。どうすれば使用済みの紙おむつのニオイを抑えられるか。乳児の紙おむつ処分についても多いに参考にしました。 調べた結果対処としては ・不要な紙に包んでから袋に入れる ・におわないゴミ袋を使用する ・ゴミ箱のふたが密閉されるものを使用する ・自動ラップ式のごみ箱を使う というのが主な方法でした。 ・不要な紙に包んでから袋に入れる ヘルパーさんに教えていただいた方法です。不要な紙(新聞紙やAmazonの詰め物の紙等)にくるんでからゴミ袋に入れて捨てると、匂いがかなり軽減されるようです。 ・におわないゴミ袋を使用する 今のところ我が家はこれを使用しています。我が家が使用しているのは 「おむつが臭わない袋」(大人用) です。この袋の中に、使用済み紙おむつを使用面を内側にして丸めて、できるだけ空気が入らないようにして入れます。袋の口をしっかりしばると、その袋に鼻を寄せてもわたしには使用済みのにおいはしません。 ・ゴミ箱のふたが密閉されるものを使用する ゴミ箱はふたができるものを使用し、さらにそのふたが密閉されるものを使用します。我が家が使っているのは こちら 。ぴったり閉まる内ふたもあり、その内ふたにパッキンもついていて匂いを遮断します。我が家はにおわないゴミ袋に入れてからここに入れていますので、本当ににおいを遮断してくれるのかどうかはわかりませんが、理論的にはにおいもれはなさそうです。難点は外ふたが縦に大きく開くので、ゴミ箱の上にかなりのスペースが必要になり置き場所を選ぶことです。 ・自動ラップ式のごみ箱を使...

在宅勤務介護日記_紙おむつ・パッドについて

イメージ
  紙おむつは2タイプあります。 テープタイプとパンツタイプです。パンツタイプは「リハパン(リハビリパンツ)」とも呼ばれます。それぞれにMサイズLサイズなどの全体的なサイズ展開があり、さらに吸収量別でも展開されていますが、たいていが吸収量2-3回のもののようです。ちなみに、吸収量1回は約150ccです。これは紙おむつ、尿取りパッド共通です。 紙おむつはどちらも尿取りパッドと併せて使用することがほとんどです。毎回の排泄では汚れたパッドだけを交換します。紙おむつの交換タイミングは、汚れない限り使い続けるという方もあれば1日1枚は交換する、という方もあり色々です。 尿取りパッドには吸収量が1200ccぐらいから300ccぐらいのものがあります。尿取りパッドのサイズは吸収量とパッド内の給水ポリマーの量が比例しますので、吸収量が多ければサイズも大きくなります。おむつ替えの時間によって使い分けると、無駄なく使えます。(寝る前は吸収量が多いもの、日中は吸収量が少ないもの等) 入院先からの退院後自宅で介護する場合に「どんな紙おむつを用意すればいいの?」とわからないことがありますが、その際は病院に尋ねてみましょう。病院でのおむつ交換は定時に行われていて、時間帯により吸収量が異なっている尿取りパッドを使い分けているようです。 体調や生活リズムが安定するまでは、紙おむつや尿取りパッドはまとめ買いをするのではなくこまめに買った方がいいでしょう。(介護を受ける方が自分でポータブルや家のトイレに行けるようになれば、紙おむつがテープタイプからパンツタイプに変更になったり、吸収量の多い尿取りパッドは不要となったりする等の例があります)介護を受ける方の体調等に合ったものをその都度買った方が不要な在庫を避けることができます。 介護される人の介護度と、介護される人の世帯所得(事実上同居している同居者の所得を含む)によっては市町村から衛生用品の現物支給を受けられることがあります。これは包括支援センターさんにお問合せください。

在宅勤務介護日記_避けて通れない部屋のにおい問題

イメージ
  在宅介護をするにあたり避けて通れないのは介護をしている部屋に漂うにおいの問題です。 おむつやポータブルトイレを使っている場合は、どうしても発生します。 介護する方もにおいが気になってしょっちゅう掃除や洗濯をするようになるとそれがストレスとなってしまいます。いやなにおいは少しでも軽減したいものですね。 市販されているものの中には尿臭や便臭に特化した消臭剤や洗濯洗剤があります。 市販の消臭剤などで使用されている匂わなくなる主なメカニズムには、 (1)尿の匂いを発生させる酵素の働きをブロックする (2)微生物の働きで嫌なにおいを分解する (3)空中に漂う排泄物臭を取り込んで良い香りに転化させる香料を使用する(フィードランド香料) というものがあります。 (1)は 尿臭ブロッカーEX で、大手K社の消臭剤や洗濯洗剤、トイレ用洗剤等に使用されています。(2)は 「バイオ消臭」 と呼ばれています。また(3)は P社の出す介護用品のブランドH で展開されていて、瞬時に花の香りに変化します。 わたしは3つとも使ってたことがありますが、それぞれ消臭後の香りに特徴があります。香りは好みが大きく分かれるものですが、いずれもいやなニオイはしなくなりますので、試してみる価値はあると思います。 消臭剤や洗剤を上手に使用して、母のためにも他の家族のためにも家の中の空気をさわやかにしておきたいと思っています。

在宅勤務介護日記_ポータブルトイレについて3<機能>

イメージ
  ポータブルトイレの機能ですが、 シャワー機能(いわゆるウォッシュレット) 排泄物処理時の便利機能 等があります。 シャワー機能(いわゆるウォッシュレット)ですが、ポータブルトイレを使用する方は毎日入浴できない方が多いようなので、この機能があったほうが衛生的ですし本人も気持ちよく過ごせそうです。またシャワー機能でそのたびごとに洗えれば本人からどうして発生してしまう匂いを抑えるのに役立ちます。 シャワー機能のあるポータブルトイレの例 安寿シャワピタ   家具調トイレ<座楽>シャワポット 排泄物処理時の便利機能では、排泄物を排泄後自動的にラップにくるんで密閉するものや、微生物の力で排泄物を分解し無臭化するもの(バイオトイレ)があります。 ラップ式のポータブルトイレの例 ラップポン 安寿自動ラップ バイオトイレの例 ポータブルバイオトイレ 排泄物処理に関しては、上記のような排泄物をラップする機能がポータブルトイレ自体になくても、排泄後排泄物が入る便座下のバケツに装着する使い捨ての専用処理バッグもあります。この専用処理バッグは消耗品で安価ではありませんが、1日に数回行う排泄物の処理の負担がなり軽減されると思います。 排泄物処理用袋の例 ユニパック ラクリーンバッグ ワンズケア 他の機能として 高さを自在に調整できるもの(ベッドの高さと合わせて移乗を楽にする) 使わないときは簡単にたためるもの 水洗式 というのもあります。

在宅勤務介護日記_ポータブルトイレについて2<価格>

イメージ
  Valeria による Pixabay からの画像  我が家がポータブルトイレ購入を前提にしていろいろ調査したことをご紹介します。 <価格> 在宅勤務介護日記-レンタルor購入? でも書きましたが、ポータブルトイレは購入品です。ですので価格が大変気になります。今手元にある福祉用具カタログを見ますと、ポータブルトイレの最高価格は約12万円。簡易的な一番安いものは1万円程度。12倍の差があります。 この価格差の要因となっているものは ・材質 ・全体的なデザイン(ひじ掛けの有無、家具調か機能的なシンプルなものか) ・機能(洗浄機能(いわゆる「ウォッシュレット」)排泄物の処理機能)の有無 の差のようです。 材質は価格で言うと 木製(家具調)>樹脂製 です。お手入れについて考えますと、木製だと尿などが染み込むことがあるので樹脂製の方がまさっています。機能性と価格から考えると木製(家具調)よりも樹脂製に軍配があがりそうですが、居室に置いてなじみがいいという点や(樹脂製のはいかにもという感じが否めない)、どっしりしっかりとしていて安定している点で木製(家具調)も人気があるようです(樹脂製は軽量)。 全体的なデザインは、手すりが有るほうが高価ですし、この手すりが可動する(跳ね上げられる)とさらに高価になります。ふらついて家のトイレまで行けないからポータブルを使用する、ということを考えると手すりはあったほうがいいですね。(ポータブルトイレ用支え(手すりや背もたれ)は支え単独でレンタル可能です、ご参考までに。) 価格は当然ですが機能がふえるほど高価になります。 現在ポータブルトイレにどんな機能があるのか、については次回へ。
にほんブログ村 その他生活ブログ テレワーク・在宅勤務へ
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村 介護ブログ 親の同居介護へ
にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ