在宅勤務介護日記_退院後9カ月、母の血液検査の結果

 


退院後六カ月経過したら行う予定にしていて延ばし延ばしとなっていた母の血液検査ですが、この度やっと済みました。

現在の母、元気そうには見えますが、数値的にはどうなんだろうと気になっていました。特に気になっていたのはアルブミン値とヘモグロビン値です。

アルブミン値は、栄養状態の指標として扱われます。つまりアルブミン値が低い=低栄養状態とみられるということです。

アルブミンは総蛋白の約6割を占める重要な蛋白で、100種類以上あると言われる血液中の蛋白で最も多い量を占めており、栄養状態の指標となります。

アルブミンの正常値は4.0g/dl以上で、3.5g/dl以下を『低栄養』と呼びます。 

引用元   低栄養になってませんか? アルブミンは栄養状態の指標

 

アルブミンの主なはたらきは、血液中の水分をとどめて血管内の浸透圧を維持したり、血管内の物質の運搬や保持をしたりすることです。そのため、何らかの原因で血液中のアルブミン量が低下すると、血管の外に水分が漏れ出てしまいます。これによって、全身のむくみ、腹水や胸水(お腹や胸に水がたまること)などの症状を引き起こします。

引用元  血液検査のアルブミンとは? 異常値を示したとき考えられる原因とは


入院中の母は低アルブミンの症状が出ていたと思います。足は象のようになり腕も薄い皮膚の下に水が大きく溜まっている(こぶし大の水ぶくれができている状態)。腹水も溜まり腹囲がMサイズ相当からLLサイズでないと入らないし、腰を立てて座っていられない。「これで本当に退院できる日が来るんだろうか」と悲観したこともありました。

またアルブミン値が低いがための認知機能の低下を医学素人のわたしでも感じていたのですが、これはやはり因果関係があるようです。

低栄養状態にある者は40名〔55%)であり,認知症を含む精利[疾患を有し,年齢が高くなるほど,寝たきりで日常生活に介助を要することが多い者ほど高い割合でみられた.

引用元 要介護高齢者の皮膚状態と血清アルブミン値との関連一観察による低栄養状態の早期発見

 母の現在のアルブミン値はやや低めではありますが、手足のむくみは無く(足の甲の血管が見えるほど)腹水もありません。長時間腰を立てて座っていられます。認知機能も、6月に行った長谷川式認知症スケールでは29/30点でした。

ヘモグロビン値は消化器の不調が起こる前のレベルに戻っていました。ホッとしました。


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