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11月, 2022の投稿を表示しています

在宅勤務介護日記_看護師さんの気遣い

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  コロナ禍で家族を入院させて一番つらかったのは、直接会えないことでした。会ったからと言って何を話すわけでもないのですが、家族であれば顔色や表情、仕草等から感じられることは多いものです。 そんな患者家族の感情をおもんばかってのことでしょう、母が入院していた病院ではちょっとしたことですが面会できない患者と家族に対する気遣いがありました。 例えば、必要物を病棟に持って行ったときのことです。わたしは平日は在宅の仕事を終えてから夕方病院に行くので、だいたい決まった時間に病院に行きます。その時間に合わせて看護師さんが母をトイレに連れて行ってくれて、トイレから母の病室まで戻るとき、わざわざ遠回りしてわたしから母の姿が見えるような経路で連れて帰ってくださったりということがありました。 また母のベッドが窓際だったときは、通路から見える位置だったので取り次いでくださった看護師さんが「ここからならおかあさんの姿が見えますよ。今、わたしがおかあさんのところに行って『家族さんが見えてますよ』と声をかけてきますね」と言ってくださって、母とお互いに手を振りあったこともあります。 些細なことですが、看護師さんもお忙しい中そういった気遣いを示してくださると、本当にありがたいなあとそのたびごとにじんわり来ておりました。

在宅勤務介護日記_「もっと早く歩いてよ」

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  母と本当に久しぶりに買い物に出かけることになりました。買い物、といっても特別なものを買うわけではなく、わたしがいつもしている日常の買い物を一緒にするためです。 わたしがいつも行くスーパーは、安いためにいつも適度に混んでいてさらに通路も狭い店です。杖を突いて歩く母を連れてゆっくりめぐるにはあまり適当ではない感じです。 それでいろいろ考えて明るくて通路の広いドラッグストアに出かけました。杖を突きながら歩く母に合わせてゆっくり歩いているわたしに母が言います。「ねえもっと早く歩いてよ」。 なんですと!杖を突いて歩く貴女の歩調に合わせたのですぞ、それを「もっと早く」ですとな?はン??? ちょっとムッとしましたが、そう言えるようになった母の回復ぶりがうれしかったです。

在宅勤務介護日記_介護認定の更新

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  母の介護認定の更新時期がやってきました。引き続き介護サービスを利用するつもりですので、もちろん更新するのですが、本年の更新は新型コロナウイルス感染拡大防止のための特別措置が取られるとのこと。調査員との対面調査を希望しない場合と入院/入所している場合病院施設が調査員の立ち入りを制限している場合は、現在の介護度のまま有効期間を1年間延長される、とのことです。 去年の9月に最初の認定を受けたときと今年の1月の区分変更の際は、調査員の方による認定調査が行われました。ですが今回は認定調査は無しで申請書と介護保険被保険証の提出のみでの更新となります。 母の具合がとてもよくなっているので、介護度が軽くなるかなと少し期待していましたが、あと1年現行のままとなるようです。 ちなみにわたしが住む自治体が出している「認定調査に関するお願い」には認定調査の際に調査員がする質問の内容には以下のようなものがあると書かれています。 ・歩く様子や外出の状況について ・お風呂やトイレの様子 ・物忘れや生活での困りごとについて ・着替えの様子 ・食事の様子や食事の準備について ・薬の状況や病院の受診状況について ・手足の動き(体で動かしづらいところがあるか等) ・金銭などの管理について ・椅子からの立ち上がりや寝返りの様子 ・その他生活の困りごと 「なんでそんなことを聞くの?と思われることもございます」とも書かれています。そういえば、父の時は父の性格等についても聞かれたことを覚えています。 こちら が厚生労働省が出している認定調査票です。

在宅勤務介護日記_退院後9カ月、母の血液検査の結果

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  退院後六カ月経過したら行う予定にしていて延ばし延ばしとなっていた母の血液検査ですが、この度やっと済みました。 現在の母、元気そうには見えますが、数値的にはどうなんだろうと気になっていました。特に気になっていたのはアルブミン値とヘモグロビン値です。 アルブミン値は、栄養状態の指標として扱われます。つまりアルブミン値が低い=低栄養状態とみられるということです。 アルブミンは総蛋白の約6割を占める重要な蛋白で、100種類以上あると言われる血液中の蛋白で最も多い量を占めており、栄養状態の指標となります。 アルブミンの正常値は4.0g/dl以上で、3.5g/dl以下を『低栄養』と呼びます。   引用元   低栄養になってませんか? アルブミンは栄養状態の指標   アルブミンの主なはたらきは、血液中の水分をとどめて血管内の浸透圧を維持したり、血管内の物質の運搬や保持をしたりすることです。そのため、何らかの原因で血液中のアルブミン量が低下すると、血管の外に水分が漏れ出てしまいます。これによって、全身のむくみ、腹水や胸水(お腹や胸に水がたまること)などの症状を引き起こします。 引用元   血液検査のアルブミンとは? 異常値を示したとき考えられる原因とは 入院中の母は低アルブミンの症状が出ていたと思います。足は象のようになり腕も薄い皮膚の下に水が大きく溜まっている(こぶし大の水ぶくれができている状態)。腹水も溜まり腹囲がMサイズ相当からLLサイズでないと入らないし、腰を立てて座っていられない。「これで本当に退院できる日が来るんだろうか」と悲観したこともありました。 またアルブミン値が低いがための認知機能の低下を医学素人のわたしでも感じていたのですが、これはやはり因果関係があるようです。 低栄養状態にある者は40名〔55%)であり,認知症を含む精利[疾患を有し,年齢が高くなるほど,寝たきりで日常生活に介助を要することが多い者ほど高い割合でみられた. 引用元 要介護高齢者の皮膚状態と血清アルブミン値との関連一観察による低栄養状態の早期発見  母の現在のアルブミン値はやや低めではありますが、手足のむくみは無く(足の甲の血管が見えるほど)腹水もありません。長時間腰を立てて座っていられます。認知機能も、6月に行った長谷川式認知症スケールでは29/30点でした。 ヘモグロビン値は消化器の

在宅勤務介護日記_あれはコゲラ?

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  自宅で仕事をしていると、コツコツコツと何かが頻繁にどこかに当たっている音が聞こえてきます。家の外壁にぶら下げている庭帚が風でゆれて壁にぶつかっている音に聞こえなくもないのですが、風は吹いていないし長い箒が揺れて当たっているにしてはとても速いスピードでコツコツと鳴っています。 何だろう、と思って窓を開けてみてみると音の方から小さな鳥が飛び去り、音が止みます。わたしがいったん窓を閉めて部屋に入ると、再びコツコツコツと細かくリズムを刻んだ音が聞こえてきます。もう一度窓を開けてみてみるとまた小さな鳥が飛びさる影が見えました。 おそらくキツツキの仲間でしょう。ネットで調べると、サイズからみてコゲラのようです。 お願いだから家をつつかないで。頼みますよー。
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