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7月, 2022の投稿を表示しています

在宅勤務介護日記_避けて通れない部屋のにおい問題

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  在宅介護をするにあたり避けて通れないのは介護をしている部屋に漂うにおいの問題です。 おむつやポータブルトイレを使っている場合は、どうしても発生します。 介護する方もにおいが気になってしょっちゅう掃除や洗濯をするようになるとそれがストレスとなってしまいます。いやなにおいは少しでも軽減したいものですね。 市販されているものの中には尿臭や便臭に特化した消臭剤や洗濯洗剤があります。 市販の消臭剤などで使用されている匂わなくなる主なメカニズムには、 (1)尿の匂いを発生させる酵素の働きをブロックする (2)微生物の働きで嫌なにおいを分解する (3)空中に漂う排泄物臭を取り込んで良い香りに転化させる香料を使用する(フィードランド香料) というものがあります。 (1)は 尿臭ブロッカーEX で、大手K社の消臭剤や洗濯洗剤、トイレ用洗剤等に使用されています。(2)は 「バイオ消臭」 と呼ばれています。また(3)は P社の出す介護用品のブランドH で展開されていて、瞬時に花の香りに変化します。 わたしは3つとも使ってたことがありますが、それぞれ消臭後の香りに特徴があります。香りは好みが大きく分かれるものですが、いずれもいやなニオイはしなくなりますので、試してみる価値はあると思います。 消臭剤や洗剤を上手に使用して、母のためにも他の家族のためにも家の中の空気をさわやかにしておきたいと思っています。

在宅勤務介護日記_ポータブルトイレについて3<機能>

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  ポータブルトイレの機能ですが、 シャワー機能(いわゆるウォッシュレット) 排泄物処理時の便利機能 等があります。 シャワー機能(いわゆるウォッシュレット)ですが、ポータブルトイレを使用する方は毎日入浴できない方が多いようなので、この機能があったほうが衛生的ですし本人も気持ちよく過ごせそうです。またシャワー機能でそのたびごとに洗えれば本人からどうして発生してしまう匂いを抑えるのに役立ちます。 シャワー機能のあるポータブルトイレの例 安寿シャワピタ   家具調トイレ<座楽>シャワポット 排泄物処理時の便利機能では、排泄物を排泄後自動的にラップにくるんで密閉するものや、微生物の力で排泄物を分解し無臭化するもの(バイオトイレ)があります。 ラップ式のポータブルトイレの例 ラップポン 安寿自動ラップ バイオトイレの例 ポータブルバイオトイレ 排泄物処理に関しては、上記のような排泄物をラップする機能がポータブルトイレ自体になくても、排泄後排泄物が入る便座下のバケツに装着する使い捨ての専用処理バッグもあります。この専用処理バッグは消耗品で安価ではありませんが、1日に数回行う排泄物の処理の負担がなり軽減されると思います。 排泄物処理用袋の例 ユニパック ラクリーンバッグ ワンズケア 他の機能として 高さを自在に調整できるもの(ベッドの高さと合わせて移乗を楽にする) 使わないときは簡単にたためるもの 水洗式 というのもあります。

在宅勤務介護日記_ポータブルトイレについて2<価格>

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  Valeria による Pixabay からの画像  我が家がポータブルトイレ購入を前提にしていろいろ調査したことをご紹介します。 <価格> 在宅勤務介護日記-レンタルor購入? でも書きましたが、ポータブルトイレは購入品です。ですので価格が大変気になります。今手元にある福祉用具カタログを見ますと、ポータブルトイレの最高価格は約12万円。簡易的な一番安いものは1万円程度。12倍の差があります。 この価格差の要因となっているものは ・材質 ・全体的なデザイン(ひじ掛けの有無、家具調か機能的なシンプルなものか) ・機能(洗浄機能(いわゆる「ウォッシュレット」)排泄物の処理機能)の有無 の差のようです。 材質は価格で言うと 木製(家具調)>樹脂製 です。お手入れについて考えますと、木製だと尿などが染み込むことがあるので樹脂製の方がまさっています。機能性と価格から考えると木製(家具調)よりも樹脂製に軍配があがりそうですが、居室に置いてなじみがいいという点や(樹脂製のはいかにもという感じが否めない)、どっしりしっかりとしていて安定している点で木製(家具調)も人気があるようです(樹脂製は軽量)。 全体的なデザインは、手すりが有るほうが高価ですし、この手すりが可動する(跳ね上げられる)とさらに高価になります。ふらついて家のトイレまで行けないからポータブルを使用する、ということを考えると手すりはあったほうがいいですね。(ポータブルトイレ用支え(手すりや背もたれ)は支え単独でレンタル可能です、ご参考までに。) 価格は当然ですが機能がふえるほど高価になります。 現在ポータブルトイレにどんな機能があるのか、については次回へ。

在宅勤務介護日記_便利グッズの購入は慎重に

  退院直後は自力で歩けなかった母。その姿を見て「もう二度と自分の足でバランスとって歩けないのだろうか」と悲観的になったりしました。 ちょっとした段差の上り下りもふらついてできなかったのですが、娘としてはせめて家の玄関の上がり框から降りて、庭に出てくれればと、上がり框の段差を埋めるためにステップを買いました。 またたまには外出させてやりたい、車でドライブに行きたいと思い、車の乗り降りのための補助取っ手等も買いました。 ですが、今となってはステップも補助取っ手も不要。うちの母は以外に早く体の機能が回復したのです。 何事も準備や先手を打つのは大切です。が、早まってグッズをいろいろ買うのはちょっと待った方がよいと感じています。高齢者のできることできないことは日々変わりますし、いつ施設に入ることになるかわかりません。買ったけど結局使わなかったというのはとてももったいないです。それでレンタルできるものはレンタルで済ませて、購入するのは慎重に、がよいと思いました。

在宅勤務介護日記_ポータブルトイレについて1<我が家での必要性>

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  母を在宅で介護すると決めたとき、一番最初に気になったのは母の排泄に関してです。排泄に関しては当初漠然と「今は紙おむつだし次はポータブルトイレを買うのか」と思いました。というのも排泄に関しては、ベッド上で紙おむつの使用→ベッド近くに置いたポータブルトイレの使用→自力歩行でのトイレへの移動と使用 という流れが一般的なものであり、我が家もそうなのだと思っていたからです。 とはいえポータブルトイレの購入にはかなり抵抗がありました。 在宅勤務介護日記-レンタルor購入? でも書きましたが、ポータブルトイレは購入品です。購入にあたり給付金が支給されますが、使用者ひとりにつき1台までです(買ってみて気に入らなかったから2台目を買おうとなると、2台目は全額自費となります)。購入後場所も取ります。 購入するなら納得のいくものを買いたいけど試行錯誤は許されない、一発で決めたい。何をどう決めたら~???となり、まず本当の本当に買わないといけないものなのか?と我が家にとってポータブルトイレの必要性を考えました。 まずベッドの上で排泄する期間を短くしてやりたい、と考えました。というのは母本人がベッドの上での排泄にかなり抵抗があったからです。これは気持ちの上と排泄のやりやすさのふたつの面が関係していたのですが、つい最近まで自分でトイレに移動して行っていた排泄を、可能ならベッドの上ではなく以前のようにトイレで、排泄しやすい体勢で排泄したいという気持ちはよく理解できました。 とはいえベッドから立ち上がり家のトイレまで数メートルを移動することは、退院当初は不可能に思えましたし、できたとしても時間もかかったため排泄が間に合わなくなる可能性が大でした。 匂い問題や排泄物処理問題など気になることは他にもありましたが、それは他で対応することとして、「母のQOLを上げるためなら買おうじゃないか」と結論し、ポータブルトイレ選定に入りました。 選定するにあたり現在のポータブルトイレの機能について「へぇ」と思うことが多くありました。調べてわかったことを少しずつ書いていきます。 (我が家は現時点ポータブルトイレは未購入です。ヘルパーさんの巧みな誘導でベッドから比較的すぐに自力歩行でトイレへ移動することが可能になり、ポータブルトイレは使う必要がありませんでした)

在宅勤務介護日記_レンタル or 購入?

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BeatriceBB による Pixabay からの画像   居宅で介護する場合、福祉用具の入手には「レンタル」と「購入」の2種類の方法があります。 何がレンタルでき、購入しないといけないものは何なのかについて、厚生労働省のウェブサイトでこのようなコンテンツが公開されています。 介護保険における福祉用具 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000314951.pdf この中の【給付制度の概要】の(2)では販売となるものは「貸与になじまない性質のもの(他人が使用したものを再利用することに心理的抵抗感が伴うもの、使用によってもとの形態・品質が変化し、再利用できないもの)」と定義されています。 「他人が使用したもの~」という部分で考えると、ポータブルトイレや入浴時の体を支えるための補助具やお風呂チェア等デリケートな部分が直接触れるものはレンタルではなく購入となります。 購入費用ですが、 上述の資料 内の【給付制度の概要】の(2)ではそういったものの購入費用は保険給付の対象となっており、全額ではなく何割かの支払いとなります。(割合は場合により異なる)保険給付の対象となる期間は1年間(4月から翌3月までの12カ月間)で上限10万円までです。 1年間で10万円まで、というのは公的なお金を充てるのにあまりに高額なものには支払えない、ということなのだろうなとわたしは理解しています。
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