投稿

5月, 2022の投稿を表示しています

在宅勤務介護日記_定期巡回型介護サービスは地域密着型サービス

  定期巡回型介護サービスは地域密着型です。ですので、どの町にも定期巡回型介護サービスを提供する施設はあります。定期巡回型介護サービスを運営している管理者さんに聞きますと、おおよそで人口10万人にあたり1施設となるよう管理されているそうです。 もし定期巡回型介護サービスの利用を検討している方がいらっしゃれば、まず地域包括支援センターに連絡をし、自分の住む地域で定期巡回に対応している施設がどこかをたずねてください。 自宅で介護をしている人には、定期巡回型介護サービスは本当に強い味方です。

在宅勤務介護日記_施設選びは本当に重要

  暖かい日が続くようになったこの頃、うちの母は退院時にくらべると自分でできることがかなり増えてきました。これも我が家が利用している介護施設が、わたしと母の「以前通りに動くようになってほしい(動けるようになりたい)」という願いを受け止め、母の体がもっと動くようなかたちの介護をしてくださっているおかげです。介護施設の我が家の担当者さんが、元理学療法士ということも影響しているのかもしれません。 ですが、介護施設によっては、利用者さんの現状を維持させる(悪くさせない)だけ、というところもあります。高齢者にもっとよくなってほしいのか、今のままで健康状態を保っていてほしいのか、それぞれの家族の考え方は異なりますので、家族の考え方を理解してかなえてくれる施設を選ぶことは本当に大切です。 我が家は今の施設で満足しています。

在宅勤務介護日記_ヘルパーさんはプロ集団

  ヘルパーさん、というとどのようなイメージがありますか。中高年の女性、というイメージがあるかもしれませんが、我が家にきてくださっているヘルパーさんたちは全部で7人そのうち男性は二人、平均年齢は30歳代後半ぐらいでしょうか。 定期巡回の介護は、1回の訪問が10分から長くて20分程度ですので、ヘルパーさんは本当にてきぱきと、利用者さんの体の負担を最小限にするような動きで世話をしてくださいます。作業する姿を見ていて、すごいなあ、プロだなあと感心します。 男性のヘルパーさんは想像以上に頼りがいがあります。力強くそれでいて細やかな世話をしてくださいます。またご自身にお子さんがいらっしゃるヘルパーさん(女性)は、母親目線での世話をしてくださいます。ひとつひとつの動作が丁寧なヘルパーさん、母の様子をじっと観察して対応してくださる方や利用者家族のこともよく考えてくださる方等、バランスの取れたチームワークの良いプロ集団です。 ヘルパーさんのお仕事は相手が利用者さんですので、毎回状況が変わります。決まった作業ですぐに終わる場合もあれば、普段以上に時間がかかる場合もあります。そうなると後続の利用者さん宅を訪問する時刻が大きく変わってきます。それを避けるために、自分のその日の担当利用者さんのお世話が早く終われば、担当外の利用者さん宅を訪問するという臨機応変な対応をしていらっしゃいました。

在宅勤務介護日記_定期巡回・随時対応型訪問介護看護

イメージ
  我が家が利用している介護サービスは「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」です。これはどういうものかと言うとヘルパーさんが自宅を訪問してお世話してくれるのですが、要介護1~5の認定を受けた人に対して24時間365日必要なサービスを必要なタイミングで柔軟に提供する、というものです。 参考資料  「定期巡回・随時対応型訪問介護看護の概要」(厚生労働省) 定期巡回としてある程度決まった時間帯にヘルパーさんが来られて身体介護をしてくださり、さらに必要であれば定期巡回以外でも来て介助をしてくださいます。 我が家の場合は定期では朝・昼・夕方・夜、それ以外に必要な場合は電話をかけて来てもらっていました。そのときにしてもらう世話は排泄のケア・体の清拭や洗顔・着替え・入浴介助です。(必要ならベッドシーツの交換などもしてくださいます)一番大変な部分をヘルパーさんにやってもらっています。食事を作っておけば食事の介助もしてくださいますが、我が家では母は自分で食事ができたので、ヘルパーさんには食事介助をしてもらうことはありません。 母はよく物忘れをしますが、通常の意思の疎通は取れますし問題行動もありませんので、これで自宅で介護することができています。

在宅勤務介護日記_「生活援助」と「身体介護」

イメージ
  わたしは完全在宅勤務で、介護度4の母親の介護をしています。つまり同居して介護しているわけです。 介護保険で訪問介護サービスを受ける場合、同居者がいるかどうかで受けられるサービス内容は異なってきます。同居者がいると「生活援助」は受けられませんが「身体介護」は受けることができます。 「生活援助」と「身体介護」とはそれぞれどのようなものなのでしょうか。 「生活援助」は生活に必要な家事の代行と言い換えることができます。同居者*1がいる場合は原則*2「生活援助を」受けることができません。「生活援助」の代表的なものは、掃除・洗濯・料理・買い物等です。 *1 同居者とは、同じ屋根の下や同じ敷地内に実質住んでいる人のことです。(家の2階と1階に分かれて住んでいても、母屋と離れに分かれて住んでいても同居しています。実態判断なので、住民票の記載は関係ありません) *2 ただし同居者が障害や病気のために介護できない場合や、障害や病気以外のやむを得ない事情により介護できない場合は、同居者がいても「生活援助」を受けることができます。 「身体介護」は介護される人の身体に直接触れて介護を行うサービスです。日常生活動作の向上、生活の質の向上のために、また介護される人の日常生活上・社会生活上のためのサービスです。食事・入浴・排泄・歩行・外出・身なりを整えること等の介助、専門知識や技術が必要とされるものを行います。 このうち「身体介護」は同居者がいても訪問介護サービスをしてもらえるのです。我が家は訪問介護サービスで「身体介護」をしてもらっています。 「生活援助」「身体介護」についての詳細は こちら の「改正後」をご覧ください。

在宅勤務介護日記_同居者がいても「身体介護」は受けられます

イメージ
  うちの母は今介護度4です。まず介護度の種類ですが、介護度4とはどういう状態かというと立ち上がりや歩行が自力ではほとんどできない、食事などの日常生活が、介護がないと行えない、コミュニケーションの部分でも、理解力の低下があり、意思疎通がやや難しい、という状態です。 こう書かれるとなんとまあ大変な状況か・・・と思われるでしょうが、この状態でもヘルパーさんの力を借りながら生活を回しております。それができるのも完全在宅勤務ならではだと思っております。 ここまで読まれると、完全在宅勤務ということはずっと家にいるということで、そうなると介護サービスは受けられないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。わたしも以前はそうでした。でも介護サービスの「身体介護」の部分は同居家族がいてもほぼ無条件で受けられるのです。 介護サービスの内容は「身体介護」と「生活援助」の2つに大別できるのですが、「身体介護」と「生活援助」って何?といことはまた次回。

在宅勤務介護日記_在宅介護再び

イメージ
先月より母の在宅介護がはじまりました。 さかのぼれば昨年の秋のはじめ、母の消化器官に大きな不具合があり2回急性期病院に入院しました。そこで動けなかった時期が長引いたため、廃用症候群となってしまった母。リハビリのために転院した先でも体調不良のため本格的なリハビリはできず引き続きの療養生活となり、結局介護度4となっての自宅へのご帰還です。 一度目の消化器の不具合の後、いったん退院した間に受けた介護認定では介護度3でした。で、退院時の介護度4というのは、リハビリのため転院した病院の包括支援担当さんが「家で受けられるお世話を増やせるように」ということで介護度の区分変更手続きをしてくださっての結果です。 母も元気なころは「手がかかるようになったら施設にいれてくれていいから」と言っていましたが、それはコロナ以前の話。コロナ禍で家族もほとんど面会できない状態では家族はもちろん母も施設に入ることは微塵も望まず、自宅で世話する方法を選び自宅療養生活をはじめました。 去年の秋のはじめから先月までは、コロナ禍でご家族が病院や施設に入っていらっしゃる方々のご苦労が本当によくわかった数か月でした。介護度4の母を家で世話するのは決して楽ではありませんが、毎日「おはよう」と声をかけ一緒に顔を見ながら食事ができることがなんとうれしいことかと、ひしひし感じて毎日を過ごしています。 とはいえ、今のところ母が生活するにはすべての面で介護が必要です。それを今どうやって乗り切っているかはまた次回。
にほんブログ村 その他生活ブログ テレワーク・在宅勤務へ
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村 介護ブログ 親の同居介護へ
にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ