在宅勤務介護日記_2年後3年後

 

以前から母は「レモンの木を育てたい」と言っていましたが、「世話が大変そう」と二の足を踏み続けて5-6年たちました。


そんな母が、最近わたしの友達の一人Mさん(女性)が「マンションのベランダでレモンの木を育てている」というのを聞きつけました。Mさんはうちの母とも仲良くしてくれています。それで母はMさんにレモンの木をどんな風に世話をしているのかと結構念入りにたずねていました。


「これは植える気やな」と予想していると「やっぱりわたしも植えてみるわ」とのおことば。毎週使っているコープこうべの週一宅配用カタログにレモンの木が載っていたのを申し込まされました。


レモンの木がやってきたので地植えをしたいという母。必要な土や肥料を買ってきて、と言われたので我が家御用達(あはは)園芸店に行ってきました。


そのお店は園芸店というよりも野菜苗や農業用品を多くあつかっているお店です。わたしが住むこのあたりは郊外で住宅地を抜けると田園風景が広がっています。農業を生業にしている方々も多く、その方をターゲットとしたお店です。


で、このお店の店長。若い女性なのですが何を聞いても答えてくれます。その店長に聞くと「実を成らせるための肥料も大切ですが、2年後3年後のことを考えて、今は木を育ててください。実を成らせるのはそれからのほうがいいと思います」と教えてくれました。


2年後3年後かあ。


このところめっきり弱ってきた母。ぴったりと世話が必要、というほどではありませんが、夜眠れなかったり、逆に昼間ずっと転寝をしていたり。滑舌もかなり悪くなり、急なお客様の応対もあまりできなくなってきました。今まで分け合ってやっていた家事も、少しずつできなくなってきて、それでしょんぼりする母の姿を見ると、娘として胸の詰まる思いがすることがあります。(わたしが在宅勤務のパートで体力と時間があるため、わたしがばたばたすることで家のこともなんとか回っていますが・・・)


2年後3年後ってどうだろう・・・。いやいや、このレモンの木の実を母に見せられるようにがんばろう!それまで母の健康は守りますよ、わたしは!


*****

さて、そろそろシーズンも終わるゴーヤ。
人間が食べているのは実は未熟なゴーヤだってご存じだったでしょうか。ゴーヤが「完熟」するとどっきりするようなこんな姿になります。



見慣れないとぎょっとする見た目です。実(といいますか厳密にいうと果皮なんでしょうが)は真っ黄色に、中の種は毒々しいような赤色になり、果皮がはじけます。


この状態になると果皮も種も甘くなっています。「ゴーヤが甘い」とは驚きなんですが、甘いんですよね。甘くして動物たちに好んで食べてもらい、動物たちの行った先で排出されそこで発芽し増えるという、自然のしくみの一部なんでしょうね。


次は秋野菜の話題かなあ・・・。


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