在宅勤務介護日記_「元気だったら医者に来い」
母の具合が思わしくなかったので、かかりつけ医に行く母に付き添いました。このお医者さん、両親もわたしも見てもらっている我が家のホームドクターです。
母の診察が終わったとき、この一週間この先生のところへ来ていない父への伝言がありました。
「お父さんに『元気やったら(かかりつけ医のところに)おいで』ってゆーといて」。
「元気だったら医者に来い」ってなんか笑い話みたいですが、先生の説明を聞くと納得できるものがあります。
お年寄りはどうしても出かけていく先が限られてくる。医者ぐらいしか出かけて行くところがない人も大勢いる。努力して体を動かしている人でなければ、外出でもしない限り歩いたりはしない。
だからお年寄りは、体を動かすために病院に来て、看護師さんやお医者さんたちと会話して脳に刺激を与えた方がいいと思う。そんな気力もなくなったら、本当に心配しなければ・・・ということみたいです。
「来てもらったら、病院の利益になるからじゃなの?」という穿った見方もありますが、(かかりつけ医があまりどんどん薬を出すタイプじゃないというのもあって)あながち儲け主義で言っているのではないように感じました。
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